日本女性8人に1人、20代では5人に1人が痩せ過ぎ
肥満だけではない、痩せ過ぎの恐怖…
肥満ネタや最新データに目を光らせているから、
表題の数字や海外の痩せ過ぎ対策はそこそこ知っていたけれども
プラスαの情報もいろいろあって、とても参考になりました👀
興味がある人はオンデマンドでチェック!
へえ〜と驚いたのは、
日本のマネキン業者さんからは、
15年前のマネキン人形に今流行の細身のジーンズを履かせようと思ったら、
ホックが止まらないので、マネキンのサイズがどんどん細くなっているという話が。
方や、イギリスでは細すぎるマネキン人形に対して市民から抗議の声があがり、
スリムマネキンさんたちは撤去になったのだとか。
さらに、BMI18以下のモデルはファッションショーに出さないなどの痩せ過ぎ対策先進国のスペインでは、
多数の女性の体を測定し、その平均値をファッション業界に提供し、
現実の女性の体型にあう洋服をデザインし、体型にあうモデルやマネキンを使うよう促しているというから、
マネキン1つとっても、日本は痩せ過ぎ対策においては、後進国?
というわけか、痩せ過ぎ女性から産まれることの多い、2,500g以下の低体重児の割合が、
2013年のデータによれば、日本は先進国の中でトップの9.6%だとか。
はたまた、2,500g以下で産まれた低体児が、2型糖尿病になる可能性が極めて高い
というアメリカの調査報告も出ておりました。
しかし、日本の片隅にも頑張る人たちが!
丸の内エリアを都市開発している大手不動産企業の女性スタッフさんが、
丸の内界隈の飲食店をまわり、低カロリー志向になりがちな女性客に対して、
逆に、適性カロリーをとれる食事メニューを提供するよう働きかけているシーンや、
女子中学生に低体重児や低体温の話をレクチャーする風景が映ったことで、ちょっと救われました。
肥満脳VS痩せ脳
番組の中でインタビューに答えていた、低カロリー食の女性のコメントがとても気になりました。
彼女は、10代後半に海外短期留学をしたときに、体重が7kg増加。
BMIは標準値だったにも関わらず、会う人、会う人に「太った」といわれたことがきっかけで、
食事を3割に減らしたことが、今日の低カロリー食になったきっかけだったとか。
肥満を克服した女性の取材をして、この道、数十年。
すごく気になるのが、適性体重、適性体脂肪率になったら、減量ではなく、
たるんだ部位があればその引き締めケアと、体重&体脂肪率キープを心がければよいのに、
肥満真っ最中のときの考え方が、普通体重の人や痩せている人の考え方にうまく切り換えられない人が多々…。
もっと痩せなきゃ、これを食べちゃいけない、体にいいものも食べ過ぎちゃいけないという強迫観念や
ちょっと食べ過ぎて、少し体重が増えてしまったときの、またやってしまったという罪悪感がなかなかなくならず、
維持期なのに、減量真っ最中のようなストイックな生活を続けていたら、痩せ過ぎたという人が後を絶ちません。
そうした人が、ある日、ぷっつんと緊張感が切れて、もういいかと過食に走ったりすると、
体重増加というリバウンドに…。
太ったり、痩せたり、痩せ過ぎたり、せっかく痩せたのにまた太ったりを繰り返すと、
どんどん痩せにくい体になってしまうという負のスパイラルに陥ってしまいます。
そんなときには、人の言葉や、自分の感情に左右される前に、数字を見ましょう👀
世の中、数字がすべてではありませんが、客観的に、理論的に、自分を物語ってくれるのも数字だからです。
BMIは、体重÷身長÷身長で簡単に算出できます。
スペインのモデル起用の最低値はBMI18。
同番組にコメンテイターで出ていた元ユニバース日本代表の方は、BMI18とテロップに書かれていたのですが、
大会には、体重を増やして臨んだのだとか。
健康のために痩せる、
人によっては、自身と次世代の健康のために、
良質の栄養素をバランスよくとって、適性体重まで太ることも大切なのです。