ボーリングボランティアでしたが…
小学生から大人までの「なかま」18名が集合
昨日は、小1〜高校3年生までの学童と、高校卒業以上のお兄さん、お姉さんのろう重複障がい児・者の合同行事。
プログラムは、ボーリング〜ちょっとリッチな中華弁当の会食〜卒業生のお祝い〜ゲームと盛りだくさん。
しかし!ワッチとワッチが担当した小学校1年生男児は、いちおうボーリングシューズは履いたものの
レーンがあるフロアには1歩も入らず。
彼は、テッシュを口に入れて、正露丸サイズの紙玉をつくる名人。
その紙玉を床やいろいろな場所に転がして遊ぶのが大好きです。
場所を選ばず、おかまいなしに転がすから、紙玉には色がつきます。
午前中は、もっぱらその遊びに夢中で、カタチは違うけれども、皆と同様、球遊びを満喫。
今回のイベントは、親御さんも多数参加。
彼のお母さんは体調不良で欠席でしたが、参加されたお姉さんやお兄さんのお母様たちの中には、
ADHDの子育て体験者もいて、なぜかワッチにいろいろ経験談を話してくださいました。
ぜひ、先輩お母さんの経験談を、今、まさに大変な子育て中のお母さんが聞ける機会があればいいな、
障がいのタイプや悩みは十人十色だから決して答えはでないかもしれないけれども、いろんなヒントが見つかるのでは?と思いました。
介護マークに感謝!
ところで、紙玉遊び中は、ボーリング場の空間を縦横無尽に動くから、スタッフさんやお客さんにすれば迷惑千万。
そこで、最寄りの役所でゲットした介護マークを胸にぶら下げました。
介護カードの存在を教えてくれたのは、数年前、障害者に関するテーマのシンポジウムで出会った
自閉症の息子さんがいらっしゃるお母さん。
静岡県で誕生したこのマークをつけていると息子さんのトイレ待ちも変な眼で見られることがなくなったと喜んでいました。
その後、厚生労働省が全国共通マークでの普及を推進するようになったため、用意してある行政も登場。
ちなみに、ワッチの最寄りの役所では、名前と住所を書いたら(高齢者を連れて、銀行等でお金を引き出させるなどの悪用防止ですかね?)、
ケース入りの上記をくれました。
マークのおかげで、紙玉遊び中も怒鳴られることもなく、過ごすことができました。
ろう者は、自分が音が聞こえないから、大きな奇声を発することがあります。
以前、電車乗車中に、大きな奇声を発した仲間に、女性にムカつく表情を向けました。
ところが、介護マークを見た瞬間、優しい表情に変わり、奇声を発するなかまにあわせて、うなづく仕草。
10人中、10人全員がこうなるかは定かではありませんが、明らかに過半数以上の方が温かい眼で見てくれます。
嬉しい限りです。
すべての人が、健常、障がいの垣根なく暮せる共生社会が実現するといいですね!
ちなみに、このマーク、ダウンロード用PDFが用意されています。