8人に1人の女性が「やせ」
10日の新聞やテレビで、女性の「やせ」が12.3%のニュース
まずは、朝日新聞朝刊の社会面でこの記事を発見。
テレビのニュースでも放映。
厚生労働省が定期的に行っている国民健康・栄養調査の昨年度の結果が9日公表され、女性の「やせ」の割合が標題の数字だったのです。
一方、女性の肥満の割合は、20.3%で約5人に1人。
メタボや肥満より危険が多い痩せ過ぎ女性
いろいろな美容健康系講演会に足を運んでいる中で、メタボや肥満より危険が多い痩せ過ぎ女性という話を何度も耳にしたことがあります。
とくに若い女性は、要注意。
低体重児を産む確率がグンと増え、小さく産まれた子どもは、胎児期の栄養不足で大人になってから生活習慣病にかかるリスクが高まるというのです。
痩せが痩せによるトラブルの連鎖を招くなら理解しやすいのですが、
痩せママ→小さな赤ちゃん→大人になってから肥満も要因となる生活習慣病のリスク大
という図式には、驚いた方も多いのでは?
「もうこれ以上痩せないで!」と言ったエステ社員さん
欧米などで痩せ過ぎモデル禁止例が出る以前の20年くらい前のできごと。
今とは別のエステの仕事で、痩身コンテストで賞を取った女性たちを集めて、撮影&インタビューを行っていたときに、広報の女性がワタクシに必死な形相でこんなことを頼んだのです。
「A子さんに、これ以上、痩せないように言って!」
「なんで?エステさんは痩せさせるのが仕事でしょ?」
「A子さんは、ベスト体重になったのに、まだ自分の体重に不満で、もっともっと減量しようとしている。これでは病気になってしまうので、現場のエステティシャンも、その上のエステティシャン指導者も、私も、彼女に『もう痩せなくてもいい』と伝えているけれども、耳を貸さない。だから、いろんな立場の人から言って、彼女を助けて!」
確かにそういう人はたくさんいるようです。
まずは、メタボを脱出したい。普通サイズの洋服が着たいなどの理由で、痩身を開始。
標準体重になり、当初の目標を達成すると、欲が出て美容体重をめざしたくなるのでしょう。
美容体重を達成したところで目的を減量から体重維持に切り換えればよいのですが、
また太ってしまうのではないかという不安から、減量プログラムの実践にいそしむ…
その結果、痩せ過ぎて、上記のようなことになれば、負のスパイラルに陥ってしまうようです。
肥満の指標はBMI
ちなみに肥満の指標として使われるのが、体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m)で算出されるBMI(ボディ・マス・インデックス)と呼ばれる体格指数。
BMIが25以上が肥満で、18.5未満が痩せ。
この指数、ワタクシは20くらい。
ぜひアナタも計算してみては?